ペットってかわいくてモフモフで癒されますよね。
しゃべらないから、『今日は唐揚げが食べたかったのに、え~、またそうめん?』のような文句や喧嘩して憎たらし~なんてこともないですし。(笑)
ですが、その動物には生まれ持った習性があるので、人間との生活では工夫が必要な場面があります。
多くのご家庭でそうだと思うのですが、猫ってテーブルの上やキッチンカウンターに上ってきますよね。
物を落とされて破壊されるぐらいならまだいいのですが、コンロを使用している時は火傷させないようにとお料理に集中できません。
猫の毛がお料理に入り込んだりと衛生面も気になります。
頻繁に出入りしている近所の親戚たちは猫を飼っているので同じように悩みを共有していますが、友人や近所の方を自宅に招いた時には、テーブルの上に登られるとやっぱり不快感を感じられる方もいるでしょうし…何とかならないものかと思っていました。
犬なら人間と同じような生活スタイルに躾られます。
犬には3歳ぐらいの子供に話す程度のコミュニケーションはとれるといいますよね。
実際に私の実家ではずっと犬を飼っていて人間の言葉は理解していますし、やってはいけないことは躾れば学習していました。
でも、猫はそうはいきません。
人間のいうことは聞かないのに自分が甘えたい時にすりよってくる『ツンデレ』が猫人気の一つの要因ともいわれていますが、毎日の生活になると…
それはさておき、猫がテーブルやキッチンカウンターに上るのは、
- 元々狩猟生活をしていた猫は、高いところから獲物を見渡す
- 警戒心が強く安全な高い場所を好む
という本能的なことが理由だそうです。
本能なのでそれを辞めさせるのは至難の業で、我が家でも一応試行錯誤をし、キッチンカウンターの上にはアルミホイルを敷き詰めるといいと知り、早速実践したこともありました。
アルミホイルを踏んだ時の音や光具合が未知のもののようで、3~4日は近づきもしませんでした。
ところが、ある時私が外から帰宅すると、アルミホイルの上には無数の福太郎の肉球跡が残っていたんです。
『これは危険なものじゃない』と学習したのでしょう。
ものの1週間弱でアルミホイル作戦は失敗に終わってしまいました。
他にも、低い声のトーンで『いけない』と叱ったり、軽くスプレーを背中に吹き付けるなども試しましたが、霧吹きで湿った背中をちょうどいいわというように毛づくろいしていたり、どれもこれもうまくいきません。
本能はなかなかしぶといです。
結局、何が一番功を奏したのかというとキャットタワーです。
キャットタワーを置いたところ、テーブルの上よりもタワーの上でくつろぐことが増えました。
キャットタワーの上にオヤツを置いて、テーブルの上には何も置かないように注意をしていると、我が家ではテーブルやキッチンカウンターに上ってくることもなくなりました。
居心地のいい場所を他に用意してあげるといいのかもしれません。
猫ちゃんを飼われていて同じお悩みがある方は、試してみてください。